鮮やかなイエローの表紙と「美人」という強気なサブタイトルに惹かれて買いました。yamakoです。
ああ…、私も美人になりたいもんだ…。
・人生を貪欲に楽しみたい人
・多面的に美しくありたい人
「やりたいことを全部やる人生」のざっくりもくじ
- 第一章 心と行動を一緒にする
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1-1 心がともなっているか 1-2 作ることは簡単 1-3 自分の価値観を知る 1-4 目標は書かない 1-5 自分自身を最強のパートナーにする 1-6 ノートに書き出す自分質問術 1-7 ネガティブな感情と上手に付き合う 1-8 わがままと思われてもいい 1-9 直感に従う 1-10 旅は人生の冒険!
- 第二章 美と仕事の両方を手に入れる生活
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2-1 充実感が美しさを作る 2-2 心にスペースを作る 2-3 体にスペースを作る 2-4 手放すことを習慣にする 2-5 モチベーションを上げてくれる人と時間と空間を共有2-6 心地よいものに囲まれる環境作り 2-7 自律神経を見可tにつけて効率よく過ごす2-8 メイク直しよりも表情筋ストレッチ 2-9 忙しくても効率的にキレイになる方法2-10 不調のしくみを知って、病院に頼りすぎない
- 第三章 夢を叶える働き方
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3-1 「7つの習慣」手帳術 3-2 明日できることは明日する 3-3 咀嚼タイムでクオリティを上げる 3-4 その荷物、本当に必要? 3-5 たくさんのやる気スイッチを用意する3-6 モチベーションアップのカギは「未来記憶」にあった3-7 イマジネーション力の鍛え方 3-8 海外での人脈の広げ方 3-9 自分が自分のコーチになる目標達成術3-10 リスクがあっても、誰よりも先に試す3-11 大きいことを叶えるには、小さいことの積み重ね3-12 リピート率90%の接客術 3-13 上手にまわりの力を借りる 3-14 価値観の共有で、初対面でも親しくなる3-15 人を巻き込めると仕事もプライベートも最強
- 第四章 美人の自分プロデュース術
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4-1 自分がブランドになる方法 4-2 自分の弱みもプラスに変えるブランディング4-3 今の自分の姿を知らなければ、美容法は意味がない4-4 セレブに学ぶセルフブランディング 4-5 自分だけの世界観を表現する 4-6 思いがのると「いいね!」とアクセス数が増える4-7 ブランドの価値とは「安定感」 4-8 ブランドを使い分けると人生の幅が広がる
やりたいことを全部やる人生の概要
まず「どういう自分でいたいか」を知る
この本のひとつめのキーワードは「セルフコーチング」。
『やりたいことを全部やる』ためには自分の【(本当に)やりたいこと(だけ)】を抽出して実行することが重要で、著者は折をみては徹底的に自分自身と向き合う時間を持つ、すなわちセルフコーチングをとても大切にしています。
「やりたい」と思っていてもずっと先延ばしの状態が続いているもの。それは「本当にやりたいことではないのかも?」とみなして切り捨てていく。
『やりたいことを全部やる』人生は多忙なものだという印象を受けがちですが、実は全くの逆だったようです。
とにかく立ち止まっては自分に問いただす。その繰り返し。いわゆるエッセンシャル思考というやつですね。
「仕組み」を徹底的に活用する
『やりたいことを全部やる』ために必要なことは、リソースの徹底活用だという事をこの本は訴えています。
「やりたくないことはやらない」こと。やりたいこととやりたくないことの取捨選択に、前述のセルフコーチングが活きてきます。常に自分と対話をすることで、本当にやりたいこと・必要なことを見極めてやりたいことを最優先で実現させていくというのがこの本の本旨なんですよね。
…で、セルフコーチングで抽出した本当の「やりたいこと」を全部やるために、あらゆる仕組みをフル活用していくわけですが、この本で一番勉強になったのは、エステティックサロンを経営されていた著者らしさあふれるフィジカルへのアプローチです。
健康な体は美に直結するという考えのもと、日常的に自律神経系を意識した生活をとりいれているのですが、なるほどこれは合理的だと思いました。きっとやる気やモチベーションもフィジカルの方からアプローチしていった方が良いんじゃないかな。
この本を読んでちょっとマネしているのが、空腹のタイミングを利用してサプリメントを摂るというところ。
この本に書いてあることってなかなか合理的だよな…というのが、この本の率直な感想です。
今の自分を客観的に「見る」
アスリートであればよく実践することですが、自分の姿を写真や動画に撮ってチェックしてみるというのは普通の生活ではなかなかやらないですよね。普段はあまり意識しまいですけど、徹底的な引きこもりではない限り誰もが人に見られているということを意識することがとても大事なのだそうです。
そのためにはまず自分を鏡でじーっくりと見てみることが必要なんだそうですが、この本を読んで目からウロコだったのは、鏡を見るときって大抵真正面から見ているけれど、日常生活では真正面から人に見られる機会の方が少ないということ。
著名人よろしく、常に他人から見られていることを意識して多角的に自分を客観視するということが美しさに直結していくんですね、気が抜けないツラい(あ、本音が)
ちなみに自分を客観的に見るなら鏡<写真<動画が良いそうです。
最近身近にもYouTube始めたという人達がいますが、自分の声ってこんな感じだったのか!と言っていたのを思い出しました。
やっぱり、自分で思っている自分と他人が思っている自分って完全一致するわけじゃないんですね。
ジョハリの窓ってやつをちょっと思い出しました。
やりたいことを全部やる人生に必要なこと2つ
徹底的な自分との対話を通してできた価値観による徹底的な取捨選択と、時間を有効に使うためのリソースの徹底活用。
やりたいことを全部やる人生においてはこの2つの要素が重要ということがこの本からわかります。このどちらかでもかけてしまうと、「全部」は実現不可能となってしまう大事な両輪です。
この本を読んでみて、あなたももう一度あなたの価値観と生活を見つめなおしてみませんか?
表紙に使われている明るいブライトイエローも気分を明るくしてくれる良書でございました。